意外と気になるバイク乗りのスマホ事情、ネットで調べてもあまり情報もなくモヤモヤしているgoldear@goldear820です。
バイクのナビ用スマホを調べても大体、ナビアプリやスマホホルダーばかりで、スマホ本体に着目したものが少ないです。
今回はライダー目線でナビ用スマホを検討・購入しました。
目次
バイクにスマホを取り付けるとなぜ壊れる?
以前 Android Huawei P10 をバイクに取り付けて走っていて、気づいたらバッテリーが破裂寸前になっていましたことがありました。
※バッテリーが膨れても尚使用している方を見かけます。爆発したら周りの方も怪我する可能性があり、危険なのですぐに使用を取りやめてください。
通常の使い方をしていてもバッテリーが膨れてくることはありますが、何と言ってもメーカーが想定する使い方ではないからです。
バイクのスマホホルダーに取り付けて、炎天下に画面つけっぱなし最高輝度でナビゲーションさせ、バイクの絶妙な振動を長時間受け続けるのは、スマホにとってはなかなか酷な使い方になります。
特に厄介なのは振動です。twitter で 検索したら出てくるわ出てくる、プルプルした動画やブレブレの写真たち、カメラの手振れ補正がぶっ壊れた話。
iPhoneで壊れたという話をよく聞きますが、当然Androidスマホも壊れる可能性があります。
シフト方式による手ブレ補正の原理
引用:Canon Japan RF/EFレンズ共通特長
手ブレ補正の仕組みを知っていれば、なぜ壊れるのか理解できるはずです。
カメラの手ブレ補正は大きく「光学式手ぶれ補正」「電子式手ぶれ補正」があります。
引用図の第2群(補正光学系)、フィルム面を物理的に動かして補正するのが「光学式手ぶれ補正」です。一方、撮像した電気信号をソフトウェアで補正するのが「電子式手ぶれ補正」になります。
バイクの長時間の振動が原因で、第2群(補正光学系)、フィルム面を物理的に動かす部品に負荷がかかり壊れてしまうのです。
最近の高価格帯のスマホのほとんどが光学手ぶれ補正機構を採用しています。ちなみにiPhone 6s Plus以降は光学式手ぶれ補正、iPhone SE(初代)・iPhone 6 は電子式手ぶれ補正が採用されています。
※追記 2021/09/18
Appleが「オートバイの高出力エンジンなどの振動を受け続けると iPhone のカメラに影響することがある」というお知らせを発表しました。損傷を防ぐには防振マウントを使用することをお奨めしていますね。
どんなスマホならバイクに向いているか?
スマホに何を求めて何を重視するのかで変わってきますが、個人的には電子式手ブレ補正を採用している低価格帯のスマホがおすすめです。
スマホの価格は安く懐に優しい。価格の安いスマホは電子式手ぶれ補正を採用していることがほとんどなので、少なくとも光学式手ぶれ補正のような壊れ方はしない。他にはツーリング中の突然の雨を想定すると、防水防塵であると嬉しいですね。
私がバイクに使用するなら、ナビ用スマホの条件としては以下の通りになります。
・カメラの手ぶれ補正が電子式
・防水防塵であることIP58以上
・最悪壊れても構わない価格
(・顔認証だけでなく、指紋認証もあったら良い)
これだけ条件をつけると、おのずと「SHARP AQUOS sense4 (lite)」 と 「oppo Reno3 A」の2機種に絞られます。
これらの機種は上記条件を満たしています。
OPPO Reno3 A
2020年6月16日に発売されたOPPO、現オウガ・ジャパンのスマートフォンです。
性能の割にお値段を抑え込まれており、非常に人気のスマホです。
ただ、CPUの性能不足による操作性が悪いことを指摘されていたので、今回は購入を見送りました。
Reno3 A の後継機種として、Reno5 A が2021年6月3日に発売されました。
唯一デメリットに感じていたCPU性能を引き上げてきましたが、お値段も一緒に引き上げてきました。
SHARP AQUOS sense4
そして今回購入したのは 「SHARP AQUOS sense4」 になります。
結論から言うと、普段使いにもとても良いスマホに感じました。鴻海精密工業(ホンハイテクノロジーズ)に買収される前の 悪名高き AQUOS PHONE とは全くの別物です。使用して人気の理由が分かりました。
スクロールがもっさりするとか言われており、購入をためらってた時期もありましたが、iPhone SE(初代)の方がよっぽどもっさりしています(笑)
カメラではおそらくReno3 Aに劣りますが、以下の点に惹かれてこちらを購入しました。
・耐衝撃性
(AQUOS sense4: MIL-STD-810H, Reno3 A: なし)
・バッテリー持ちが良い
(AQUOS sense4: IGZO液晶, Reno3 A: AMOLED有機EL)
・CPU性能が高い
(AQUOS sense4: SD720G, Reno3 A: SD665G)
AQUOS sense4 から広角レンズを省いたものが AQUOS sense4 “lite” になります。カメラを全く使用しない人は価格は1万円ほど安くなるので、AQUOS sense4 lite の方がオススメです。
ツーリングでは使えそうか?
ツーリングで使うアプリを起動させて散歩がてら、ふらふらと走ってきました。
以下の2つのGPSアプリをバックグラウンド起動。
・GPSLogger
・マッピング- GPSログまとめて全部記録
マッピング – GPSログまとめて全部記録
MyLiteApp無料posted withアプリーチ
ナビアプリはいつも使っているGoogleMapを起動。
画面輝度を自動設定としています。画面が見にくくなることはなく、常に見やすい状態でした。
1時間走って、バッテリーは10%減っただけでした。9~10時間程度は余裕で持ちそうなので長距離ツーリングも安心です。
購入したアクセサリー類
AQUOS sense4 も最近のスマホと同じでカメラの出っ張りがあります。段差をなくすためにケースを付けています。
Spigen AQUOS sense4 ACS02222 (クリスタル・クリア)
車載動画の撮影でネックマウントを使っているのですが、映り込みが激しかったので、反射防止ガラスフィルムを貼り付けました。
AQUOS sense4 用 保護ガラスフィルム ソーダガラス 10H 防埃 反射防止
まとめ
今回はバイクツーリングで使用するナビ専用スマートフォン本体に着目しました。ツーリングに使うには必要十分なスマートフォンを購入できたのではないでしょうか。
このご時世、長距離ツーリングができないため、再度記事を追記するかもしれません。
ツーリングのお供にGPSアプリがあると、ツーリング後も楽しめますよ!
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