大学入学を機に一人暮らしを始めてからPC・NASを24時間稼働させ続けているせいか、睡眠時の騒音・眩しさ耐性が付いてしまいました。しかし、できることならば無音・暗闇の中でぐっすりと眠りたい。
今回は24時間稼働しているQNAP NAS の設置場所と遮光静音対策について実施してみました。
目次
具体的に何を改善したい?
私はなんといても、以下2つをこの世から消し去りたい。
① 設置面が振動することにより発生する低周波音
② 電源LED、LAN LED、アクセスLEDなどの光
①は場所によっては全く聞こえなくなるが、眠っている位置で響くと最悪な気持ちになります。
低周波な振動は集合住宅でも響くので、なるべく抑えるべきです。
②は単純に眩しい、特に点滅するのはマジで勘弁してほしい。滅びれば良いのに
メーカーによってはギラギラにLEDを点灯させており、ユーザーがON/OFFできる機構を必須にしてほしいぐらいです。
遮光対策
安直ですが、PCケースのように外から見えなくすることで光をシャットアウトします。
今回は本棚の一角(40x30x25cm)を占有して、擬似ケースのように運用します。
この一角に押し込むのは以下の機器たちです。
1. QNAP NAS TS-469 Pro (HDD4台)
2. 外付けHDD 2台
3. 12cmファン、14cmファン 各1台
上記の熱源をほぼ密閉された空気の流れのない空間に押し込むため、しっかり熱対策を実施しておかないと機器の故障に繋がります。
本棚自体に穴を開けてもよいのですが、今回は手軽に対策できる外付けケースファンで冷却します。
外付けケースファンに関する記事は以下からどうぞ
防振・防音・熱対策
HDDは回転運動することで読み書きを行いますが、同時に振動を発生させています。
QNAP NAS本体に4台、さらに外付けHDDが2台あり、それらが発生させる振動を抑えるために、ゴム製の防振パッドを敷きます。
TRUSCO OHS 10x200x200 という天然ゴム製の防振パッドを購入しました。
利用可能なスペースから縦横20cmx20cm、厚み1cmのものを購入しましたが、さまざまサイズで展開されているので利用場所に合わせて購入してください。
アマゾンやヨドバシカメラで購入できて、入手性もとても良いです。
本棚の奥行きが30cmなので防振パッドの一枚を半分にカットします。
10cm単位でカットできるようになっており、カッターナイフで容易にカット可能です。
機器の位置決めを行います。
適当に配置してしまうと、熱がこもるので、PCケースと同様にエアフローを考えて組みます。
(超適当ですが)
青色矢印が吸気、赤色矢印が排気のエアフローになります。
メンテナンス性や移動する可能性を考えて外付けHDDを手前に、QNAP NASを奥に配置しました。
外付けHDDはそこそこ発熱するため、冷やすための14cmケースファンを前面に配置します。
QNAP NAS自身は排気ファンのみ搭載されていて、前面と側面の隙間から吸気します。
排気後、熱がこもりやすいので、12cmケースファンを配置して、本棚の外へ熱を排気します。
実際に本棚にブチ込んでみました。この密集感がとても良い感じ。
14cmケースファンを12cmケースファン2連に変更すれば、外付けハードディスク3台くらいなら追加で積めそうです。
対策の効果は?
遮光性
LED類の光は本棚で囲ってしまったので、覗き込まない限りは眩しくないです。
熱対策
本棚にブチ込むので熱がこもりやすいといった問題はケースファンを2機導入して対策しました。
QNAP NASのハードウェア情報からシステム・HDDの温度をモニターしましたが、正常範囲内の温度に収まっていました。
防振・防音対策
防振パッドの効果が絶大、HDDの駆動音はしますが、振動による低周波音は皆無。
まとめ
想像以上の出来栄えに私自身がビビってます。
繰り返しになりますが、特に防振パッドの効果は絶大です。
本棚に限らず、QNAP NASやHDDの下に敷くだけで防振防音効果があるのでオススメです。
2023-12-12 追記: 自作防音防振ケースを自作してみました
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