47都道府県魅力度ランキングの最下位争い常連の佐賀県ですが、魅力がないなんてことはありません。それはその人にとっては魅力がないだけで、自分にとっては意外と面白いと思えるものがあったりします。
今回は佐賀の唐津の“養殖サバ”。そして、呼子には“イカ”を食しに行きます。
九州に行けば生サバが食べられる?
まさに上のような形相で迫ってきたので、年末に休暇を取ったのですが、いかんせんやることがない。平日に休暇を取得しても友人は仕事だし、ひとりでふらふら旅行にでも行こうかなとネットを徘徊していると美味そうな記事を発見した。
呼子はイカの活造り発祥の地。ついさっきまで泳いでいたイカをさばき、透き通るほどの新鮮な刺身を堪能できる町なのです。この町で今、サバの活造りに熱い視線が注がれています。
そもそも玄界灘に面した呼子はサバが豊富に獲れたところ。冬が旬のサバを、オフシーズンの切り札として、またイカに次ぐ名物にしようと、2013年に呼子・鎮西旅館組合の7つの宿泊施設で提供したことが「サバ活」のルーツ。当時は「呼子活サバキャンペーン」の名で提供され、これが予想以上の反響を呼びました。
引用: 佐賀の観光情報ポータルサイト あそーぼさが
美味しんぼ2巻「幻の魚」で山岡も絶賛するのだから、さぞ美味いのだろう。
(美味しんぼでは神奈川の葉山ですが)
しかもサバは冬が旬のようなので、これは行くしかない。
唐津到着、散策
まずは羽田空港から福岡空港まで飛行機、その後電車を乗り継ぎ佐賀県の唐津市に到着しました。中々長い道のりでした。
唐津駅前では唐津曳山像 赤獅子がお出迎えです。
到着したのが昼食前だったので、唐津市内を散策しました。
唐津城です。工事中だったので無料で入城できました。
城内の売店前にいた猫たちです。人に慣れているのか向こうから寄ってきて可愛いです。
しゃがんでいると脚の上に乗ってきたため、身動きができませんでした(笑)
場内見学時間よりも猫と戯れていた時間のほうが長いです。
サバが俺を呼んでいる
そろそろ昼時、お腹も空いてきたので生サバを食しに行きます。
お店は唐津城に向かう途中で見つけた御宿 海舟で食べることにしました。
お店に入ると宿泊するような部屋に通されて若干戸惑った。
メニューはもちろんあります。唐津産まれ養殖マサバ 活サバ(2700円)。
このメニューはランチメニューではないとのことでしたが、どうしてもと言ったら白米を付けてくれました。
遂に来ました、まるごと一匹のサバの刺身です。まだピクピクと動いています。
味はもちろん最高に美味いです。そしてまるごと一匹食べられる幸せ。この満足度でこの値段は安い。本当に来て良かった。
イカも俺を呼んでいる
もう帰ってもいいかなと思えるほどサバが美味かったのですが、まだ帰るわけにはいきません。呼子でイカを食すため、唐津から呼子までバス”からつ号“で向かいます。本数は少なめなので時間は要チェックです。
昭和自動車バス株式会社のホームページで時間を確認できます。
1時間もかからずに呼子に到着しました。目の前は港が広がっています。
のんびりした雰囲気がとても気に入りました。
そこらじゅうで干物を作っているのですが、一際目を引いたのはこれ。
イカが高速回転しています。そこらじゅうでイカが高速回転しています。
今日の宿のチェックインがまだまだありましたが、疲れたので宿へ向かう。
本日の宿は旅館 金丸。一泊2食付きです。
夕食はもちろん、呼子のイカです。透明に透き通っていて見るからに美味そう。実際に美味いかった。食べ終わるとゲソの部分は天ぷらにしてもらいます。これがまた絶品。
佐賀の魅力が低い理由が考えられない。美味いもの多い。
普段お酒をあまり飲まないのですが、この時は飲みたい気分だったので佐賀の地酒の飲み比べセットを追加注文。左から天吹、古からつ、窓乃梅。どれも美味しかった。
飲みきった後、酔っ払ってすぐに寝ました。
長崎の名物を求めて
目標達成したし、帰っても良いかなと思ったのですが、まだ帰れません。
ここから長崎は近いし、長崎名物のトルコライスを食べてみたくなった。
ちなみにトルコライスとは
長崎県民にとって定番である”トルコライス”とは、ピラフとナポリタンスパゲティの上にとんかつを一つの皿に乗せた名物料理である。そのユニークな名前の由来は諸説あり、3つの料理を三色旗「トリコロール」に見立て、それがなまって「トルコ」となったという説や、ピラフ(炒飯)を中国、スパゲティをイタリアと見立て、その2国をトンカツで架け渡した中間の国の名前をとった説などがある。
お店によってはカレーピラフを使ったり、トンカツをハンバーグやチキンカツ、エビフライにして出すところもあり、バリエーションは様々。和洋中華をミックスした長崎独特の料理、ぜひ味わって欲しい。
引用: 旅ぐるたび 長崎県のトルコライス
私はある漫画でトルコライスの存在を知ったのですが、ぜひ食べてみたい。
善は急げ。呼子から唐津に戻り、佐賀駅から特急かもめで長崎へ向かうことにした。
この特急かもめ、内装がかなり豪華で驚いた。
ちょうど昼時に長崎駅に到着しました。早速昼飯です。
トルコライスの元祖 “ツル茶ん”という喫茶店で食します。
私が注文したのはスタンダードなトルコライスではなく、真正トルコライス(1580円)。
食べごたえの有りそうなラム肉にサフランがかかっています。
特製ソースともよく合って、これは癖になりそうです。ボリュームも満点です。
食べ終わった後のデザートはミルクセーキです。トルコライスの量が分からなかったので、今回はハーフサイズにしました。長崎では食べるミルクセーキが一般的のようです。
ほんのり甘いシャーベットで、通常サイズにすれば良かったと後悔した。
この後長崎に一泊し、ちゃんぽん、角煮まんじゅう、喫茶店のモーニングと食べに食べまくったが紹介した品ほど感動的なものではなかったので紹介は割愛します。
ちなみに東京に戻る日の昼食は、またトルコライス食べました。
癖になる美味しさなのでぜひ機会がある方は食べてみてください。
きっと癖になるはずです。
振り返るとこの旅、食べてばかりだな。。。
※2019年12月23日に再訪しました
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